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STEM教育&キッズプログラミング教室

 
 

【対談】人気ピアノスクール「アトリエ・ド・ソレイユ」代表 滝澤先生

2018年09月03日

ステモン宇都宮・仙台代表の福田が、「教育」「プログラミング」「地域活性化」などに携わる方々と対談させていただくコーナー。
初回となる今回は、人気ピアノスクール「アトリエ・ド・ソレイユ」の代表、滝澤香織 先生と教育をテーマにお話させていただきました。

 

Atelier de Soleil(アトリエ・ド・ソレイユ) 代表

滝澤香織 先生

栃木県立宇都宮女子高等学校卒業、東邦音楽大学ピアノ専攻卒業、TOHOウィーンアカデミー修了。
大手音楽教室での指導を経験後、2013年Atelier de Saleil(アトリエ・ド・ソレイユ)を設立。立ち上げより3
年足らずで、在籍180名のスクールに成長させる。 たくさんの幼児期の子どもたちの指導を通じて、独自に絶対音感プログラム、また「 学習を豊かなものにする」ことを指針に掲げた知育リトミック等のレッスンを立ち上げ、幼児期からの音楽教育に力を注ぐ。
2015年、一般社団法人 日本こども音楽教育協会を設立、代表理事に就任。


ステモン宇都宮 代表

福田康成

1968.09.29生まれ 49歳

宇都宮のベンチャー起業家。
今まで人材派遣会社・太陽光発電会社創業を経て、この春にSTEM教育専門校『ステモン宇都宮』を北関東に初めて開校する。
今泉教室・ゆいの杜教室を開校。来春には仙台に新教室を開校予定。
2020年の教育改革を視野に、東日本でのステモン教室展開を計画している。
プライベートでは、小学1年生の男の子の父親。


 


子どもの「やる気」を引き出すことが「できる」への近道


福田:滝澤先生は、独自の絶対音感プログラムによる知育リトミックなどの教室を主宰されていますね。私も 息子に絶対音感を身につけさせたいなと思い教室を探して、先生のところにお願いすることになりました。通い始めて3~4年になりますが、息子はとても楽しく教室に通っています。子どもを音楽好きにさせるコツの
ようなものはあるのでしょうか?



滝澤:絶対音感は生まれ持ったものではなく、聴覚神経が育つ時期、だいたい8歳くらいまでに身に付けられるものです。4~5歳くらいが最適とされていて、それくらいの時期から教室にいらっしゃる方が多いです ね。その頃はもちろん、子どもの意思というよりは親の意思ですよね(笑)。でも本人に好きになってもらわな いと、なかなか身に付きません。ですから最初はまず褒めてあげることから始めています。褒めて『楽しい』と感じてもらって、音楽を好きになってもらうことが何よりも大切です。できる・できないではなく、まず子ども達のあるがままを認めてあげること。その中で私との信頼関係ができれば、私の言うこともしっかり聞い てくれますから上達につながっていくと思います。


福田:最近息子は、テレビから流れてきた音楽を聴いてピアノで弾き「パパ感動した?」なんて言ってくるん です(笑)。黒鍵を使っていたりして、すごいなあと思いますね。


滝澤:それは絶対音感が身に付いてきた証拠だと思います。たくさん褒めてあげてくださいね(笑)。福田さん も『ステモン』という新しい形の学習塾を経営されていますよね。

福田:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics (数学)の頭文字を取ったSTEM学習のスクールが「STEMON(ステモン)」です。黒板やノートから離れて、ブロックやタブレッ トなどを使い、遊びながら楽しく学ぶというスタイルの学習塾で、「てこの原理」「摩擦」といった身の周り にある科学について年間約40個のテーマを学びます。例えば「振り子」だったら、実際に振り子を子どもたち が作って遊んで体感することで、重さが違っても紐の長さが一緒なら同じ動きをする、ということを遊びの中の記憶としてインプットしていきます。子ども自身が興味を持ってやってみることで、小学校高学年で学ぶような内容を、低学年の子が理解できてしまうんですよ。


滝澤:楽しく学ぶ、ということは大切だと私も感じています。リトミックでも、次回までに歌を覚えてくる、 という宿題を出す時に「覚えてきてね」とは言いません。ただレッスンの最後にみんなで何度か楽しく歌うんです。そして「もうちょっとやりたい!」というところで終わりにする。そうすることで家に帰ってからも口ずさみますよね。それが「次週までに歌を覚える」という宿題をスムーズにできるようにするリズム作りになります。「もうちょっとやりたい!」と思わせることが「やる気」を引き出すことにつながるのだと思います。


福田:ステモンでも、子どもたちが授業で作ったブロックは、壊して片付けてしまいますので残りませんが、 出来たときの写真を撮って、メールで保護者の方に送るようにしています。それは授業内容のご報告でもあるのですが、家に帰って写真を見ながら親子でその日のレッスンについて話をしてもらうことで、授業の復習になるからです。さらに「すごいね!」と褒められたら、認めてもらえたという自信にもなりますし、「また作ってみたい」という「やる気」にもつながると思っています。


子どもを信じて見守ること、第三者に委ねることも大切

福田:滝澤先生は、大手音楽教室での指導を経験後、2013年にAtelier de Soleil(アトリエ・ド・ソレイユ) を設立され、現在180人もの生徒さんを指導されているわけですが、お子さんを指導されてきて最近感じるこ とはありますか?


滝澤:そうですね、最近の保護者の方はとても熱心な方が多いな、と感じているのですが、熱心なゆえに過渉もあるような気がします。私がお子さんに質問しても保護者の方が答えてしまってお子さんは黙ったまま、 ということもあります。お気持ちはわかるのですが、やはり「見守る」ということが自主性を育む上でとても大事なのではないか、と思うのですが。


福田:そうですね。私も親として、ついつい口出しをしていまいがちなのですが、最近は出来ることは子どもを信じて手を引こうと心がけています。これがなかなか難しいのですが(笑)。これから子どもが成長していく中で、子どもとの距離の取り方というのは、とても難しい問題なのかもしれませんね。

滝澤:ある生徒のお母様が、私のことを「先生はすごいね」とずっとお子さんに話されていたらしく、お子さ んが私のことを尊敬してくれていたようなんです。そうなってしまえばお母様の作戦勝ちで、お子さんと意見 がぶつかった時などに「そういう時は先生はどうしてたのか聞いてみたら?」と、あえて自分では何も言わ ず、私という身近な第三者に意見を聞くことで納得させるようにしていたようなんです。


福田:親が頭ごなしに「練習しなさい」「勉強しなさい」と子どもに言っても、それは反発しか返ってこないですが、尊敬し信頼している人から「勉強した方がいいんじゃない?」と言われたら、素直に聞けることもある、ということですね。


滝澤:親が子育てから少し手を引いて誰かに委ねるためには、私のように幼い頃から自分のことをずっと見てくれている、身近にいる第三者という存在が必要なのかもしれません。福田さんのところも幼稚園生から生徒さんがいらっしゃるんですよね?

福田:そうですね。年中さんからいますから、これから長いお付き合いになります。尊敬される存在にならな いといけませんね(笑)。



子どもたちの豊かな未来のために「考える力」を育てたい

福田:2020年から文部省の教育改革が始まり、これまでの暗記型の勉強から記述型へ、答えが大切なのではなく答えにたどり着くプロセスが重要視されるという、プログラミング的要素が求められるようになるようで す。遊びを通して考える力を身につけてもらう、というステモンの勉強法は、今は異彩かもしれませんが、今後必要とされていくと思っています。


滝澤:私も、ただ音符を追ってピアノを弾くのではなく、こういう時にはこうする、どこに重さをかけて弾けば綺産に弾けるようになるというよな、分析的な楽譜の読み方を教えています。それは、どうしてそう弾くのかきちんと理由が理解できれば、次にどんな楽譜を見ても対応できるようになるからです。この「どうして そう弾くのか」がわかるためには、やはり「考える力」が大切なのです。


福田:音楽でも分析して考える、ということが必要なんですね。私は、いろいろな経験を積む中で考える力が 育てば勉強以外での自立もできると考えていて、ステモンという場で、人としてのベーシックな部分を育てたいと思っているんです。


滝澤:私も音楽教育を通じて、子どもたちの将来を豊かにしたいと思っています。子どもたちをコンクールに出場させていますが、それは目標を持って、それを達成するために計画を立てて頑張れる力、努力を楽しめる力を育てたいからです。そこには自分はどうすればいいのか「考える力」がやはり必要なんですよね。


福田:
マニュアル通りだけじゃない力が必要とされる世の中になるので、子どもたちは大変かもしれませんが、逆にそれぞれの個性が生きる面白い社会が待っているのかもしれません。

滝澤:音楽と科学で分野は違いますが、「考える力」を育てることで子どもたちの力になれたらいいですね。



Atelier de Soleil

HP

http://atelie-de-soleil.com/

滝澤香織先生 official website

http://www.kaori-takizawa.net/

 

 


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